ライフサイエンス・材料および医用分野においてMALDI質量分析計が普及して久しく経ちますが、あらためて基礎を確認したい、あるいは新人を教育したいというご要望は絶えません。今回はマトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)法の基礎に立ち返り、併せて昨今関心が高まっているポリマー分析やMSイメージングなどの最新のアプリケーションについてご紹介いたします。
お好きな時にご視聴ください。
ご視聴期間:2024年12月27日まで
※同業者のご参加はご遠慮ください
動画時間 1時間25分
MALDI質量分析の基礎
MALDIによるイオン化やMALDI質量分析装置の原理・概略について、基礎から解説します。
MALDI質量分析によるイメージング
MALDIイメージングは、従来の分子イメージングモダリティに加えて注目されている新しい分析手法です。この技術では、平面状のサンプルをスキャンするように質量分析を連続して行い、数千から数十万の質量スペクトルを取得します。その結果、分子量ごとに分子の局在を可視化することができます。これにより、薬物、代謝物、脂質、およびターゲットとなるタンパク質の局在を組み合わせたマルチオミックス解析および工業製品表面の局在解析が可能となりました。MALDI質量分析によるイメージングの基礎から最新の応用例まで紹介します。
MALDI質量分析によるポリマー分析
MALDI質量分析はポリマー(合成高分子)の分析にも有効です。MALDIのソフトなイオン化によってポリマー分子を壊さずそのまま分析するのに適していることに加え、スペクトルがシンプル、高分子量領域が得意、高い分解能といった 特徴を生かすことで他の手法では得られない詳細な情報を得ることも可能です。スペクトル解析の基礎から専用のソフトウェアや実例までご紹介します。