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pH 滴定ユニット

NMR用のpH調整に

課題

サンプル溶液のpH値調整は、NMRスペクトルの測定に不可欠です。0.005単位というわずかなpH変動がNMRスペクトルの化学シフトを変化させる恐れがあるので、pH値は+/-0.04以上の許容精度で調整しなければなりません。しかし、それにはpHを慎重に調整する必要があります。利用できるサンプルが1~2mLしかないような場合には、これが課題になります。現在、pHの調整は、µL単位の量の試薬を追加して手作業で行われています。しかも、この作業は、単調で時間がかかる上に、熟練者でなければできないのです。

ソリューション

本ユニットは、オプションの内部標準と緩衝液をサンプルに加えて混和します。pHを測定し、既定のpH値に応じて少量の酸または塩基を自動的に追加して混和します。ターゲットのpHに達するまで、pH測定~酸/塩基追加~混和のサイクルを繰り返し実施します。自動化によりこの手順に要する時間を短縮することで、測定結果を得るまでの生産性が向上します。

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pH滴定ユニット(高精度のポンプ、空隙容量の極めて小さいシリンジ、バイアルシェーカー、コントロール用タッチパネル付き)

ワンステップのpH調整

専用のpH電極と、緩衝液、酸、塩基の送液ラインが統合されたワンステップのpHターゲット滴定により、300 µLというごく少量のサンプルしかなくても調整が可能です。

このワンステップ手順では、1回だけサンプルに浸すキャリブレーション済みのpH電極が必要です。既定の緩衝液量や混和頻度、最終pHを用いることで、人手を介することなく、また追加する量のリストがなくても、pH調整を実行できます。精密な定量にはこのpH調整が必要とされます。

この調整の完全自動化については、次のステップとして実現に向けた検討が行われています。

pH専用電極
pH専用電極