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MRI クライオプローブ技術

ブルカーのMRI CryoProbeは、密閉サイクル冷却システムで冷却された低温RFコイルとプリアンプを搭載しています。RFコイルや関連する電子部の熱雑音は、小動物MRIサンプルの雑音と同程度であることから、この雑音の関与を強く抑制することで、コイルの性能が著しく改善されます。ブルカーバイオスピンはCryoProbe技術開発のパイオニアであり、高分解能NMR用CryoProbeはこの14年間に世界中で1,300台以上、お客さまの施設に設置されています。
MRI CryoProbeでは、標準的な室温RFコイルに比べてSNRが格段に大きくなります。

  • in vivoにおいて最大20µmという高分解能を実現
  • 測定時間を短縮
  • 室温コイルでは実現できない新しいアプリケーション(高分解能、fMRI等)
  • 麻酔時間短縮
  • 測定時間の短縮により、研究の費用効率が従来品よりも向上

CryoProbeのセットアップは簡単

MRI CryoProbeでの動物取扱いと管理は、室温のRF-コイルの場合と同様です。磁石外でCryoProbe冷却をできることから、スキャナーの最適な使用時間を確保できます。

MRI クライオプローブ製品のラインナップ:あらゆる用途に4種類で対応

1直交位相送信/受信MRI CryoProbe、内径10.5cm以上の傾斜磁場コイル用

ブルカーでは、このMRI CryoProbe™ を、BioSpec®、PharmaScan®、ClinScan® 製品ライン向けに提供しています。通常のin vivoMRI用途で、標準的な室温RFコイルと比べて2.5倍を超える感度上昇を実現することが実証されています。本1H直交位相CryoProbeは、3T~15.2Tに対応します。

1直交位相送信/受信MRI CryoProbe、内径6cm傾斜磁場コイル用

このMRI CryoProbeは、内径6cm傾斜磁場コイルでのブルカーのマウス用スキャナーに開発されたものですが、内径6cm傾斜磁場コイルインサートを採用する他のいずれのBioSpecでも使用できます。BGA6S傾斜磁場コイル用の本1H MRI CryoProbeは、7T~15.2T向けの標準的な製品です。

1H 4チャンネルフェーズドアレイ受信専用MRI CryoProbe、内径9cm以上の傾斜磁場コイル用

多大なシグナルゲインのおかげで、分解能を維持しながらスキャン時間を大幅に短縮できます。室温の4チャンネルフェーズドアレイコイルと比較して、2.6倍の信号対ノイズ比のゲインを達成できます。このCryoProbeは現在7Tおよび9.4Tで標準製品としてラインナップされています。他の磁場向けは開発中です。

1H室温RFコイルと組み合わせたX核MRI クライオプローブ

NMR周波数が低いと、信号対ノイズ比のゲインでメリットがあります。つまり、核の共鳴周波数が低ければ低いほど、CryoProbeによるSNRゲインが大きくなります。本シリーズは、13C測定において、5倍のSNRゲインが可能です。これ以外のX核CryoProbeも、ご依頼に応じて製造致します。