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DIFFRAC.TEXTUREソフトウェア - 極点図解析ワークフロー

1. データ読み込みとサンプルの定義

測定されたデータから極点図を描画することは、かつてないほど簡単です。DIFFRAC.TEXTUREは、0D, 1D, 2D検出器にかかわらず、測定結果を直接読み込むことができ、0D検出器のデータは即座に極点図表示されます。1Dや2D検出器の結果では、必要な角度範囲をマウスで指定するだけで、瞬時に極点図の描画が行われます。

DIFFRAC.TEXTUREには、少ない操作で対応するhkl回折に極点図をリンクさせる包括的な結晶構造データベースを備えています。 異なる結晶相からの重なり合ったピークを容易に分離し、データ解析を簡素化することができます。

2. 極点図解析

DIFFRAC.TEXTUREは、正確で信頼性の高い結果をもたらす2つの補完的で強力な分析方法を備えています:

  • モデルフリー球面調和関数法 (Spherical Harmonics) :シングルマウスクリックで極点図から配向分布関数 (Orientation Distribution Function: ODF) の直接計算
  • 結晶モデルに基づくコンポーネントフィット法:最小二乗法による迅速な配向成分精密化アプローチ

3. 視覚化処理

DIFFRAC.TEXTUREには、得られた極点図をより詳しく解析する、以下の強力なツールとオプションを有します: 

  • ODFの2次元展開図表示と3次元グラフィック表示
  • ND, RD, TD方向の逆極点図計算
  • 個々のコンポーネントを3Dグラフィック表示することで配向状態の視覚化機能
  • 無配向成分を含む各コンポーネントの体積分率パイチャート表示
Data import and pole figure generation
Data import and pole figure generation
Texture analyses of pole figures
Texture analyses of pole figures
Texture representation via ODF
Texture representation via ODF

2つの極点図解析アプローチ

球面調和関数法

DIFFRAC.TEXTURE - Spherical Harmonics method
2D representation of the Orientation Distribution Function obtained with the Spherical Harmonics method

球面調和関数法はモデルフリー解析アプローチの一種で、配向分布関数 (Orientation Distribution Function: ODF) に最も注目する際、有効な解析手法です。

ODFは、球体の表面上に定義された一連の特殊関数、すなわち一般化球面調和関数を使用して、記録された極点図の連続展開から直接計算されます。

この方法は、結晶学的知識にかかわらず、迅速かつ簡単な方法でODF解析結果を出力できるというメリットがあります。

コンポーネントフィット法

DIFFRAC.TEXTURE - Component method
DIFFRAC.TEXTURE - Texture analysis using the Component method

コンポーネントフィット法は結晶モデルに基づいた解析アプローチです。優先配向や集合組織はサンプルの結晶の種類、方位や加工履歴などにより説明でき、配向成分すなわち "コンポーネント" のセットによってモデル化できます [1]。これらの配向コンポーネントに基づき、1対1で対応するように、極点図が記録されます。

次に、最小二乗法により、計算された極点図と実際の極点図をフィッティングすることで、各コンポーネントを精密化していきます。

コンポーネントフィット法は、集合組織とサンプルの関係におけるより深い考察を可能にします。なぜなら、集合組織コンポーネントの対称性は、サンプルの製造または加工履歴と直接リンクしているためです。