ブルカー社製時間領域核磁気共鳴装置(TD-NMR)は世界中の企業、研究室に採用され、最先端の材料、食品開発、品質管理に役立っています。TD-NMRは高分解能NMRのように重溶媒を用いることなく、試料をそのまま測定可能です。また測定時間も短く解析も簡単に行えるため、どなたでもすぐ活用することが可能です。このWebinarでは、TD-NMRの簡単な原理から食品中の水・油の定量方法、エマルジョンの評価、粒径分布の観測例を紹介いたします。また、高分子、材料の物性評価や、微小粒子の分散性、濡れ性の評価などの観測例を紹介いたします。
本Webinarでは、TD-NMRを使った食品中の水や油の定量評価や、高分子材料などの物性評価についての解説になります。
要所となるトピックス:
1. TD-NMRとは?
2. TD-NMRの原理
3. 食品への応用
4. 高分子、材料への応用
原 英之
バイオスピン事業部 アプリケーション部1999年日本ブルカー(現・ブルカージャパン)入社。以来ESR及びTD-NMRのアプリケーション担当として、新規のアプリケーションの開発およびユーザのサポートに従事。グローバルESRアプリケーションチームとして高分子、材料系のESRを担当。学生時代はパルスESRによるタンパクの構造解析を行っていた。
阿部 孝政
バイオスピン事業部 営業部2013年ブルカー・バイオスピン(現・ブルカージャパン)入社。営業部に所属し、産業・医用分野向けの磁気共鳴装置の販売を担当。学生時代にはテルぺノイド類、その後も研究機関で低分子化合物とタンパク質のNMR構造解析・相互作用解析の仕事に携わった経験・知識から、技術的なサポートもこなす。