チューニングやシム調整は溶液NMR測定では自動化されて久しいですが、固体測定ではそれらを手動で行うのが未だ主流であり、多くのユーザーが、固体測定は面倒で難しい、と感じる要因の1つとなっています。今回紹介する自動化された固体プローブによってユーザーがいかに日々の手動調整から解放されるのかご覧いただきたいと思います。
iProbe CP-MASは、固体NMR測定においてチューニング及びマジック角の自動調整を行うことができます。iProbe HR-MASは、ゾル・ゲルのような半固体試料の測定において上記2つに加え自動シム調整も行います。本webinarでは、その自動調整の様子をご覧いただくとともに、それらプローブを用いて可能・容易になる例を紹介します。
2021年3月23日(火)
16:00(日本時間)
畑中 稔
ブルカージャパン バイオスピン事業部 アプリケーション部タンパク質のフォールディングに興味を持ち、学生時代は赤外、ラマン分光でタンパク質研究を行っていました。ポスドクから固体NMRに転身し、それ以降、固体NMRによるタンパク質研究を軸に活動してきました。今もなお進化し続ける固体NMR測定技術そのものにも興味が尽きません。
木村 英昭
ブルカージャパン バイオスピン事業部 アプリケーション部1998年群馬大学大学院工学研究科生産工学専攻博士後期課程修了。その後、NEDO Fellowとして(財)化学技術戦略推進機構、日本学術振興会特別研究員として東京工業大学、筑波大学VBLでのポスドクを経て、2005年に住友ゴム工業(株)入社、2012年ブルカー入社