固体NMRを使った固体材料の分子運動の分析2 -緩和測定の実際-
固体NMRを使った固体材料の分子運動の分析2 -緩和測定の実際-
Nuclear Magnetic Resonance (NMR) Webinar

固体NMRを使った固体材料の分子運動の分析2 -緩和測定の実際-

2018年1月開催のwebinar「固体NMRを使った固体材料の分子運動の分析」では、3つの緩和時間T1, T2, T1ρの違い、それら緩和時間がどのように材料の評価に用いられているか、緩和時間による材料評価を行う上での注意点について解説しました。今回のwebinarでは、前回詳しく言及しなかった測定時のパラメーター設定や解析のやり方など、実践的な内容を解説します。

Overview

本webinarでは、様々な緩和時間測定のパラメーター設定と解析法について説明します。T1緩和測定する方法には大きく2つ、inversion recovery法(Torchia法)と saturation recovery法があり、設定が異なる部分を解説します。T2緩和測定は、固体NMRでも溶液NMRと同様にCPMG(Carr Purcell-Meiboom Gill)法で行うことができますが、パラメーターの設定値はかなり異なった値を入力する必要があります。溶液と固体でのパラメーター設定値の違いを中心に説明します。Tの測定では、スピンロック時間をあまりに長くすると装置にダメージを与える可能性があります。T測定を安全に測定するための考え方について説明します。緩和時間の解析法については、NMR測定用ソフトウェアTopSpin上で行う方法とDynamics Centerで行う方法を解説します。

Key Topics

1. 緩和時間測定
2. 分子運動解析
3. Dynamics Center

Who Should Attend?

  • 日常的に固体NMRを使用なさっている方
  • 高分子、材料の物性評価に興味のある方
  • 分析サービス受託者

木村 英昭
ブルカージャパン バイオスピン事業部 アプリケーション部  

1998年群馬大学大学院工学研究科生産工学専攻博士後期課程修了。その後、NEDO Fellowとして(財)化学技術戦略推進機構、日本学術振興会特別研究員として東京工業大学、筑波大学VBLでのポスドクを経て、2005年に住友ゴム工業(株)入社、2012年ブルカー入社