AFM-IRは,2000年代初頭に回折限界を超える微小領域の赤外分光を行いたいという強い願いから登場した。原子間力顕微鏡(AFM)と波長可変の赤外パルスレーザーとの融合により実現したAFM-IRは,光エネルギーの吸収に基づく試料の微小な熱膨張を分析する。この試料の膨張量は局所的な光吸収量に厳密に比例するため,スペクトル測定やイメージングに用いることが可能である。AFM-IRは,ナノスケールの赤外分析のためのツールとして現在広く知られており,材料科学,生命科学,宇宙化学など様々な研究・開発領域で使用されている。
今回ご紹介するSurface sensitiveモードは,AFM-IRに加わる新たな測定モードであり, 表層 30 nm の化学構造を選択的に分析する。これにより,従来AFM-IR測定における一つの課題であった試料作製プロセスを大幅に簡略化し,見たいものをそのまま分析することが可能となる。本ウェビナーでは,その測定原理から装置構成の説明,そしてデモ機での測定の様子を交えて詳しくご紹介する。
<形式>
ウェビナー(オンラインによるWEBセミナー)
※ウェビナー配信サービスには「GoToWebinar」を利用致します。
GoToWebinar のインストールが可能なPC及びモバイル端末等をご用意をお願い致します。ご勤務先のセキュリティーポリシーによってはアクセスが許可されていない場合もございます。事前にIT部門の方へご確認願います。ご登録後にウェビナー参加詳細が書かれたメールが届きます。当日は開始10分前までに、メールに記載されたリンクをクリックし、参加します。(当日は30分前よりログイン頂けます。)
GoToWebinar システム要件はこちら▶ https://bit.ly/3sne6xl
<参加費>
無料
2021年5月13日(木)
13:30~16:15(日本時間)
※13:00ログイン受付開始(※初めてGoToWebinarでご参加の方は接続テストのため早めにログインを頂けますようお願い致します。)GoToWebinar システム要件はこちら▶ https://bit.ly/3sne6xl
ブルカージャパン株式会社 ナノ表面計測事業部 アプリケーションエンジニア 横川 雅俊