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高速MASプローブを用いた様々な応用例

近年、60kHzを超える高速MAS (マジック角回転) が可能なプローブが市販されるようになりました。その結果、従来、困難であった1H, 7Li, 19Fといった核の固体試料の高分解能NMRスペクトルを簡便に観測できるようになりました。それに伴い、高速MASを前提としたパルスシーケンスが開発され、固体NMR実験の選択肢が増え、バイオ、薬剤、工業材料等への解析の可能性が広がり続けています。本webinarでは、高速MASプローブを用いて可能になる様々な固体NMR測定やその応用例について紹介します。
ウェビナー開催日: 7月 09th 2019

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内容

本webinarでは、汎用的な1.3mm、2.5 mm径の高速MASプローブを用いて行う様々な固体 NMR測定手法とその応用例について紹介します。一般的に60 kHz以上の高速MASを用いる主目的は固体高分解能1H NMRスペクトルの観測ですが、1Dスペクトルだけではなく、1H-X核 2D相関測定、1H-1H相関を観測するBABA法、1H-X核間の距離を算出するCPVC法など、様々な測定手法が提案され、バイオ、薬剤の分野に応用されています。また、7Li, 19F核では、同種核間の相関を観測するNOESY法やBABA法、また、スピニング・サイド・バンド (ssb) の影響を取り除く様々な手法が用いられ、工業材料の分野に応用されています。また、基礎的なこととして、高速MAS下でのCP-MAS法についても言及します。

キートピックス

  • 高速MAS
  • 固体高分解能1H NMR, 7Li NMR, 19F NMR
  • 固体2次元NMR

対象となるお客様

  • ルーチン的に固体NMRスペクトルを測定されている方
  • バイオ、薬剤、工業材料の物性評価をされる方
  • 分析サービスに携わる方

演者

木村 英昭
木村 英昭
バイオスピン事業部 アプリケーション部
1998年群馬大学大学院工学研究科生産工学専攻博士後期課程修了。その後、NEDO Fellowとして(財)化学技術戦略推進機構、日本学術振興会特別研究員として東京工業大学、筑波大学VBLでのポスドクを経て、2005年に住友ゴム工業(株)入社、2012年ブルカー入社
畑中 稔
畑中 稔
バイオスピン事業部 アプリケーション部
タンパク質のフォールディングに興味を持ち、学生時代は赤外、ラマン分光でタンパク質研究を行っていました。ポスドクから固体NMRに転身し、それ以降、固体NMRによるタンパク質研究を軸に活動してきました。今もなお進化し続ける固体NMR測定技術そのものにも興味が尽きません。