新たな機能・構造生物学研究を可能にする世界初の1.2GHz NMRシステムの設置が完了

イタリアのフィレンツェ大学CERMで、Bruker 1.2 GHz NMRシステムの検収が完了

BILLERICA, Massachusetts - 2020年5月4日 –Bruker Corporation (Nasdaq: BRKR) は本日、フィレンツェ大学のCERM (www.cerm.unifi.it) で世界初のAvance™ NEO 1.2 GHz NMRシステムの据え付けと、お客様の検収が完了したことを発表しました。CERMは、ヨーロッパの構造生物学の研究インフラとなっているInstruct-ERICのイタリアの研究センターです。

CERMのお客様とパートナー、そしてフィールドサービスエンジニアの努力とサポートにより、ブルカーはCOVID-19の安全ガイドラインを遵守しながら、初の1.2 GHz超高磁場NMRの設置を行うことができました。この成果は、2019年後半に聖ジュード小児研究病院 (www.stjude.org)で世界初の1.1 GHz NMRの検収が完了したことに続き、斬新なHTS/LTSハイブリッド磁石設計(後述)を採用したブルカーのGHzクラスのNMRシステムで二度目となるお客様による検収に成功したことを意味します。

この新しい1.2 GHz NMRシステムによって、CERMではタンパク質やタンパク質複合体の最新の構造生物学研究が可能になります。CERMの研究は重要な球状タンパク質、膜タンパク質、タンパク質複合体の構造、ダイナミクスと機能に重点を置いています。超高磁場(Ultra-high field, UHF) NMRは、「難しい」タンパク質の系や生物学的な課題の研究を可能にするユニークな装置です。タンパク質の高分解能構造解析や動的特性解析、生理的条件に近いヒト生細胞におけるタンパク質の相互作用解析などが行われます。GHzクラスのNMRは、ヒトのプロテオームの30~50%を占める天然変性タンパク質(intrinsically disordered proteins, IDP)の研究の改善も可能にします。IDPは疾患生物学の多くの事例に関与しています。

フィレンツェ大学CERMのLucia Banci教授およびClaudio Luchinat教授は以下のように述べています。「世界初の 1.2 GHz NMR 分光計が研究室に設置されたことを嬉しく思います。今後は、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患に関連するタンパク質の構造と機能に関する研究、癌やウイルスなどのタンパク質の構造と機能に関する研究への応用を考えています。今、私たちはSARS-CoV-2タンパク質の研究に積極的に取り組んでおり、間もなくこのコロナウイルスのタンパク質の初の1.2GHzのNMRスペクトルを得る予定です。」

Bruker Corporation (Nasdaq: BRKR) について

ブルカーは、人々の生活の質を向上させるような画期的な発見や新しいアプリケーション開発を可能にします。高性能な科学機器と価値の高い分析・診断ソリューションは、科学者が分子、細胞あるいは顕微鏡レベルで生命や物質を探求することを可能にします。ブルカーはお客様との緊密な協力関係の下、ライフサイエンス研究、製薬、化学工業、顕微鏡やナノ分析、細胞生物学、前臨床イメージング、臨床フェノミクスやプロテオミクス研究、臨床微生物学などの分野における革新、生産性の向上、お客様の成功を実現します。

Customer and Media Contact:

Thorsten Thiel, Ph.D.
VP of Group Marketing
Bruker BioSpin
T: +49 (721) 5161–6500
E: thorsten.thiel@bruker.com

Investor Contact:

Miroslava Minkova
Director, Investor Relations & Corporate Development
T: +1 (978) 663-3660 x1479
E: investor.relations@bruker.com