小角X線散乱測定 (Small Angle X-ray Scattering: SAXS)

ナノ構造解析の世界

SAXSおよび視斜角入射SAXS (GISAXS) は、1nm~0.1μmオーダーの構造を評価する強力な手法です。溶液中のポリマーやタンパク質、液晶、表面構造、粉末粒子、バルク試料、薄膜などの多種多様な材料について、ナノ粒子のサイズ、形状、その分布だけでなく、構造ダイナミクスに関する情報を得ることができます。

Small-Angle-X-ray-Scattering, SAXS, SC-XRD
Dimensions measured by Small-Angle X-ray Scattering

形成されているナノ構造を可視化する方法は、最新の解析ソフトウェアによってサポートされます。特に、光学顕微鏡ではこのスケールの情報を得ることができないため、ナノサイエンスとナノテクノロジーの重要な役割を担っています。

タンパク質結晶構造解析 (PX) および 核磁気共鳴 (NMR) と組み合わせたSAXSは、複雑な生物学的ナノシステムにおいて、より完全な視点を提供する上で重要な役割を果たします。例えば、今日のタンパク質、細胞膜または大規模な生体機能複合体の研究の大部分は、この強力な「ハイブリッド分析アプローチ」をすでに使用しています。これにより、SAXSはNMRおよびPXデータの高分解能モデリングに欠かせない、粒子の形状やサイズ情報を境界条件として定義できます。

BrukerはSAXSとGISAXSの最も包括的なソリューションをご案内できます。われわれのすべてのソリューションは、最新の検出器技術と高輝度マイクロフォーカスX線源の組み合わせによる恩恵を受け、精度、スピード、信頼性のニーズを高いレベルで満たしています。

より高いレベルの研究成果に導く、構造と機能の密接な関係にかかわるハイクオリティな実験結果が得られます。

  • 実験室系SAXSビームラインNANOSTARシリーズは、様々なユーザーの個別のアプリケーションニーズに合わせて、最適化できます。特にX線源は、高輝度マイクロフォーカスX線源として、IµSTXS、さらに近年新たに開発されたMETALJETから選択できます
  • 新しいN8 HORIZONは、固体ナノ材料の特性評価に理想的なシステムです。垂直に配置された革新的なビームパスにより、これまでにないフットプリントを実現しました
  • Kratky光学系を採用したMICROpixとMICROcaliXシリーズ は、コンパクトなデザインに、高速測定、高精度、ユーザーの利便性を極限まで高めました。MICROcaliXは、微量熱量分析とSAXSをひとつの機器に組み合わせています。特に液晶、脂質、ポリマー、プロテインゲル、医薬品などの温度に敏感な材料の特性評価用途に設計されています

Brukerシステムは、これまで放射光施設でしか為し得なかったレベルのデータ品質をご提供し、実験室系システムがより魅力的になりました。