ELEXSYS

ELEXSYS-II E500 CW-EPR

CW-ESRにおける究極の感度 - SuperX: CW-ESRにおける究極の感度を実現するELEXSYS-II

Xバンド ELEXSYS-IIは、SuperX機能と新しい信号処理ユニット(SPU)を搭載しています。SuperXは、厳選された高出力・超低ノイズのDual Gunn電源と非常に高いQキャビティで構成されています。

これらのデバイスを組み合わせることで、XバンドのCW-ESRの感度が桁レベルで向上しました。従来の感度測定では、E500 CW-EPR分光器のweak-pitch S/N比を3000:1に設定しています。

SPUは、最新のCW-ESRにおける全ての測定モードに対応する高度に統合されたデバイスです。合計8つの信号入力チャンネルと様々なトリガーモードにより、標準的なESRのレパートリーに含まれていない実験でもマスターすることができます。

SuperXシステムによる感度向上の一例として、従来の矩形型標準キャビティ(左)とSuperXシステム(右)で得られたCu²⁺ヒスチジンのスペクトルを示します。従来の矩形型標準キャビティでは信号が弱く情報が十分得られないスペクトルですが、新しいSuperXシステムではクリアで分解能の高いスペクトルです。

技術詳細

信号処理ユニット(SPU)の特長

  • 最大5つの高調波を同時に検出するデジタルロックイン
  • 0度、90度変調位相の同時検出
  • 1MHzまでの変調周波数
  • 吸収・分散測定を同時に行うための2つの入力チャンネル
  • 27 ビット振幅ダイナミックレンジ
  • 変調・直接検出用の高速スキャンランプ発生装置および検出システム
  • 14 ビットシングルショット振幅分解能、8 ns 時間分解能のトランジェントレコーダー
  • 設定済みおよびユーザー入力チャンネル
  • AC/DC カップリングの入力チャンネル
  • 内部トリガーと外部トリガー
  • フィールドと時間軸は最大256000ポイント
  • transient時間軸は最大65536ポイント

E500のハイライトと標準機能

  • 世界最高感度を実現したSuperXマイクロ波ユニット
  • 超高解像度フィールドコントローラ
  • デジタルラピッドフィールドスキャンモジュール
  • 定常実験と時間分解実験
  • 多目的の信号処理装置(SPU)
  • リファレンス信号なしでのスピン定量
  • Xeprソフトウェアパッケージ
  • 特別な実験用のオプション

コンピューターシステム

Xeprソフトウェアパッケージを実行しているLINUXベースのワークステーションは、全てのリアルタイムイベントを処理する、データ取り込み用ソフトウェアサーバーです。

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