クライオプローブ

QCI-F CryoProbe

フッ素を用いたアプリケーションとタンパク質などの生体分子に応用される三重共鳴実験のための多用途な四重共鳴クライオプローブ

フッ素を用いたアプリケーションとタンパク質などの生体分子に応用される三重共鳴実験のための多用途な四重共鳴CryoProbe

プロトン/フッ素に最適化された新しい汎用性の高い四重共鳴NMR「インバース」プローブです。19F{1H} および 1H{19F} 実験に対応した4つの独立したチャンネル(+2Hロックチャンネル)と、13C, 19F, 15Nなどの複数の核種をプローブを変更することなく同時にデカップリングする機能を備えています。

1mMユビキチン15N/13C標識の600 MHz 3D CBCACO-IPAPスペクトル: ns=2,TD=1024x64x256, 実験時間10時間

新しいQCI HFCN 四重共鳴プローブは、バイオNMRだけでなく、フッ素を用いたNMRスクリーニング(3-FABS、FAXSなど)のアプリケーションにも対応しています。ブルカーのCryoProbeシリーズの最新モデルは、1H、19F、13Cの3種の重要な核種に対して最高の感度が得られるように設計されています。二重標識または三重標識されたタンパク質などの生体分子に利用される三重共鳴実験から、19F{1H} を用いたスクリーニング、低分子の同定や構造解析まで、幅広いアプリケーションに対応します。

RNA研究における最近のいくつかの発見により、このプローブは最先端のNMR研究の分野に非常にタイムリーに導入されています。低温に冷却された重水素用のプリアンプは、ロックシグナルの最高感度を保証し、その結果、分光計の優れた安定性を実現しています。これにより、重水素化溶媒の濃度は数パーセントと少なくて済みます。 さらに、QCI CryoProbe™には、1Hおよび13C用のコールドプリアンプが装備されています。このプローブは、塩濃度の高い水溶液などに最適な性能を発揮するために、Shapedチューブとの互換性があります。

技術詳細

  • 5 mmサンプル用 1Hと19Fに最適化された四重共鳴NMRプローブ
  • 1H, 19F, 13Cは3倍の感度上昇
  • 完全に独立した4つのチャンネル(さらに 2H ロックを含む)
  • 13C, 19F, 15Nのような複数のX核同時デカップリング
  • 安定性に優れた冷却式 2H プリアンプ
  • Shapedチューブに対応
  • アクティブシールドされたZ軸グラジエント、サンプル径5mm用に適合
  • 標準サンプル温度範囲 -40℃~150℃
  • ATMとCryoFitに対応
  • プローブ交換を必要としない、費用効果の高い適応性
  • フッ素を含む化合物の応用研究に最適
  • タンパク質、低分子、メタボロームサンプルの研究を可能に
  • 1H, 19F, 13C検出に最適化

サービスとサポート

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