続:高分子ナノ物性 ー 世界の高分子研究を牽引するリーダー達による、 最新の研究紹介とここでしか聞けない本音トーク!

「高分子ナノ物性」をテーマにしたオンラインイベントを開催致します。当日は高分子研究を牽引する東京工業大学 中嶋健教授と九州大学 田中敬二教授をお招きし、ご研究をご紹介頂く他、トークセッションでは、高分子ナノ物性の今と未来を語って頂きます。是非皆様のご参加をお待ちしております。

内容

今回は、「高分子ナノ物性」をテーマにしたオンラインイベントを開催致します。当日は高分子研究を牽引する東京工業大学 中嶋健教授と九州大学 田中敬二教授をお招きし、ご研究を紹介頂く他、トークセッションでは、講師陣より高分子ナノ物性の今と未来を語って頂きます。

<形式>
ウェビナー(オンラインによるWEBセミナー)
※ウェビナー配信サービスには「GoToWebinar」を利用致します。
GoToWebinar のインストールが可能なPC及びモバイル端末等をご用意をお願い致します。ご勤務先のセキュリティーポリシーによってはアクセスが許可されていない場合もございます。事前にIT部門の方へご確認願います。ご登録後にウェビナー参加詳細が書かれたメールが届きます。当日は開始10分前までに、メールに記載されたリンクをクリックし、参加します。(当日は30分前よりログイン頂けます。)
 GoToWebinar システム要件はこちら▶ https://bit.ly/3sne6xl

<参加費>
無料

2021年4月22日(木)
13:30~15:35(日本時間)

※13:00ログイン受付開始(※初めての方は接続テストのため早めにログインを頂けますようお願い致します。)GoToWebinar システム要件はこちら▶ https://bit.ly/3sne6xl

プログラム

13:30~13:55  特別講演 
                        『AFMを用いたナノメカニクス研究の展望』   

                            東京工業大学 物質理工学院 中嶋 健 教授

AFMを用いたナノメカニクスは今後ますます材料研究・開発の場で必須のツールとなると思われる。FV, QNM, nanoDMAと装置も 単なる弾性測定から粘弾性計測ができるよう進化し続けている。ここでは、現状の把握と問題点の抽出を行い、今後のAFMの姿を 模索する。


14:00~14:25  特別講演 
                        『高分子界面の基礎と応用~SPMへの期待~』
                            九州大学 工学研究院  田中 敬二 教授

複合材料の力学特性は高分子とフィラー界面の特性に依存する。異種相と接した高分子は、3次元バルク状態とは異なった構造・ 物性を示すため、界面における高分子のキャラクタリーゼションは極めて重要である。ここでは、さまざまな解析法を用いた高分 子界面の研究例を紹介し、SPMへの期待を述べる。

14:30~14:55  トークセッション 

                        『粘弾性計測の現状と今後の展望』 と
                        『高分子界面研究におけるSPM~これまで、今、これから~』

講師の中嶋先生と田中先生による高分子ナノ物性研究の今と未来をAFM開発者と利用者の立場から本音で語っていただきます。

15:00~15:30 『ブルカー製品紹介、最新情報のご案内』

                           ブルカージャパン株式会社 ナノ表面計測事業部

・ブルカーAFM測定モードQNM / 新製品Ringing Mode
・ナノインデンター測定技術
・ナノスケール赤外分光技術


15:30~15:35 クロージング

特別講師 ご紹介

東京工業大学 物質理工学院 応用化学系  中嶋 健 教授

高分子ナノメカニクス、つまり高分子の構造と物性をナノスケールで調べることで、マクロな物性に繋げるような研究を進めています。教科書にかかれていることを鵜呑みにしない、そんな姿勢を大事にしています。現在複数の国家プロジェクト(科学技術振興機構CREST、MIRAI)に参画しています。海外研究機関や企業との共同研究も積極的に行っています。

<研究テーマ>

ナノ触針原子間力顕微鏡による高分子ナノ力学物性評価

 

九州大学  工学研究院 応用化学部門  田中 敬二 教授 

高分子は生命体の形や機能をつかさどるばかりでなく、人々の日常生活においてなくてはならないものです。私たちは、有 機高分子材料の構造と物性を分子レベルで理解し制御することで新奇な機能性を創成することを目的として、日々研究を 行っています。研究室内での実験はもちろん、内外多くの企業、研究機関、大学と共同研究を行い、必要に応じて放射光や 中性子等の大型施設も利用しています。  

<研究テーマ>

高分子材料表面・界面・超薄膜の構造・物性と機能化