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MALDI-TOF MSによるカルバペネマーゼの迅速検出

IVDとして承認された最初の質量分析による耐性検出アッセイ

MBT STAR-Carb IVDキット(STAR - Selective Testing of Antibiotic Resistance)は、MBT STAR-BL IVDソフトウェアと組み合わせて、1つのワークフローで迅速な微生物同定とカルバペネマーゼ活性の検出を可能にします。 これは、微生物の同定を超えて臨床微生物におけるMALDI バイオタイパー MALDI-TOF質量分析システムのアプリケーションを拡大した最初の質量分析による薬剤耐性検出アッセイです。

MBT STAR-Carba キット

抗菌薬耐性- ヘルスケアにおける最大の脅威

抗菌薬の不必要な処方、広域抗菌薬による病気の治療、および農業における抗菌薬の過剰使用は、多剤耐性細菌の出現を引き起こします。最後の手段として残っている抗菌剤はごくわずかで、カルバペネムは最も重要です。 これらの薬物は、細菌のカルバペネマーゼ酵素によって失活します。 病院でのさらなる拡散を避けるために、活性型カルバペネマーゼを有する細菌の、迅速かつ費用対効果の高い検出法が強く求められています。

MBT STAR-Carbaアッセイの原理

本キットは、カルバペネム系抗菌薬のベンチマークとしてイミペネムを利用しています。 一晩培養または血液培養陽性からの細菌をイミペネム溶液中で反応させます。 活性型カルバペネマーゼを有する細菌は、マスシフトを伴うβ-ラクタム環を加水分解しイミペネムを不活性化します。

Formula star carba 500px

迅速でシンプルなワークフロー

活性型カルバペネマーゼのない細菌でアッセイを行うと、インタクトな抗菌薬のピークのみがマススペクトル中に存在することになります。 活性型カルバペネマーゼを有する細菌では、インタクトな抗菌薬のピークが減少します。 加水分解された抗菌薬のシグナルの強度比は、カルバペネマーゼ活性のレベルを示します。
MBT STAR-BL IVDソフトウェアモジュールは、インタクトなイミペネムの強度および、対応する加水分解/非加水分解比を自動計算し、同時に調製した反応溶液(30/60分の反応)の得られたマススペクトルからこの活性をモニターします。 結果は、ポジティブおよびネガティブコントロールのシグナル強度に対して標準化され、以下に示すように色分けされたプロットとして表示されます。

Results star carba 500px

MBT STAR-Carbaアッセイの有用性

MBT STAR-Carbaアッセイは、グラム陰性腸内細菌、Pseudomonas spp、Acinetobacter sppのクラスA、B、Dのカルバペネマーゼ活性を迅速に検出するために設計されています。このキットは、培養プレートからの微生物および、血液培養陽性検体をMBT Sepsityper IVDキットを用いて単離した微生物へも使用することができます。本アッセイで、MALDI Biotyper IVDプラットフォーム上で細菌の同定およびそのカルバペネマーゼ活性を1つのワークフローで迅速に同定することが可能になります。