SkyScan 1276は、小型実験動物(マウス、ラット等)や生物学的試料の撮像に適したデスクトップ型in-vivoマイクロCTです。広視野かつ高分解能、連続回転、ステップ&シュート、ヘリカルスキャン、世界最速の高速画像再構成、そして低線量撮影という他に類を見ない特長を有します。可変拡大機構を搭載し拡大率を連続的に変えることができ、さらに最大直径80 mm×長さ300 mm超と撮像視野が広いため、ラットやマウスの全身を高い空間分解能で撮影することが可能です。また最高2.8 µmピクセルサイズでの撮像は、当社独自の技術により5~6μmの空間分解能での画像化を実現し、骨や組織試料の微細構造の撮像にも対応します。X線出力に応じて各種のフィルターを組み合わせることで、肺組織から金属インプラントのある骨まで、多様な研究用途に最適な画像品質が得られます。また、SkyScan 1276は照射線量を抑制できるため、長期にわたる前臨床研究においても、被ばくによる副作用を生じさせることなく経時的に観察することが可能です。
SkyScan 1276は、撮影画像データを3D画像に変換することで、動物の体のあらゆる部位を非侵襲的に何度でも任意の場所をスライスしたり、特定の骨構造パラメータなどの形態学的パラメータを計算することができます。