ポータブルバイオディテクター

pBDi

生物学的脅威の軽減のために
pBDi

特徴

ブルカーは、民間人を死傷させる可能性のある爆発物、あるいは有毒ガスや放射性物質の偶発的または意図的な放出による脅威を軽減するための検知技術ならびに識別技術のリーダーです。

ブルカーは、さまざまな脅威の検知・識別に関するソリューションを世界で最も包括的に提供しており、さらにまた、これらを人々と財産の保護のために最適に活用する方法について、ユーザーのお手伝いをしています。

ブルカーは、人々と財産の保護活動を必要とする様々なユーザーのために、新たなテクノロジーを創造・開発し、世界に向けて供給しています。

これらのユーザーには、政府、営利企業、多国籍企業などが含まれますが、それらに限定されるものではなく、増え続けるテロの脅威から従業員や顧客を守る必要があります。

ブルカーが持つコア技術をベースに、検知ツールの設計、製造、販売に革命を起こし続け、脅威緩和の専門家から「ゴールドスタンダード」と評価頂けるソリューションを提供することで、お客様のニーズを満たすことに力を注いでいます。

pBDi - ポータブルバイオディテクター

自然災害、感染性病原体の局所的な発生(エピデミック)または世界的な発生(パンデミック)、戦争、またはテロ行為を原因とする、生物学的脅威による緊急事態が発生する可能性があります。生物学的脅威物質を迅速かつ確実に識別することは、バイオテロが発生したことを確認するだけでなく、組織的および医学的に適切な対策に着手するうえで最も重要なことです。

ブルカーの pBDi は、生物学的脅威物質の発生現場においてそれらを迅速かつ高感度に特定するポータブル検知プラットフォームです。科学に精通していない人でも使用できるように開発された pBDi は、保護具を使用しているような極限的な状況においても簡単に操作できます。持ち運び可能な  pBDi は、内蔵バッテリーで動作するため、ホットゾーンでの利用が可能です。また pBDi は外部電源から電力を供給できるため、さまざまなモバイルプラットフォームソリューションとの統合が可能です。

pBDiは、生物学的脅威物質をマルチプレックス ELISA (酵素結合免疫吸着アッセイ) 法により検知するために、高感度の電気化学的バイオチップ技術を採用しています。pBDi は、ブルカーのポータブル毒物検知器テクノロジーに基づいて構築されており、モバイルケースとの統合、バッテリーによる稼働、高耐久性タブレット PC との Bluetooth 接続、細菌、ウイルス、毒素の識別アッセイなどの新機能を提供します。

pBDi を指定する理由

  • 毒素、バクテリア、ウイルスの万能検知
        最大 6 つの物質を 20 分で直接識別
  • パワフルで使いやすい ELISA ベースのテクノロジー
        最少限の操作で最適な結果を実現
  • 毒素、細菌およびウイルスのための高感度システムを提供
        毒素の場合は pg/ml、細菌の場合は最大 103 CFU/ml、ウイルスの場合は 104 PFU/ml
  • 堅牢仕様のタブレット PC を採用したバッテリー駆動型システム
        緊急救援者およびモバイルアプリケーションに適したポータブルソリューション
  • 最小限の試料前処理
        変化する試料マトリックスに非常に寛容
  • 自動化されたデータ処理と「信号機マーク」による結果表示
        ポジティブ検出事象の明確な解釈
 

pBDi - 動作原理

pBDi の検出原理は、実績の高い ELISA 法と電気化学的読み出し手法の組み合わせに基づいています。

金電極に固定化された捕捉抗体は、対応する生物学的脅威物質の特異的結合を促進します。結合した生物学的脅威物質の検出は、検出器-抗体-酵素複合体を用いて、酵素の酸化還元反応による電流値を測定することによって実現されます。

このシステムでは、検出イベントが強力に増幅され、約 20 分で非常に感度の高い生物学的脅威物質検知を可能にします。第一に、酵素反応の高い代謝回転が信号増幅に寄与し、第二に、実験手順に組み込まれた酸化還元サイクルが、2 番目の信号増幅をもたらします。

簡単なワークフローは、付属のサンプルバッファーに液体または固体のサンプルを再懸濁することから始まります。pBDi テストキットには、安定した使いやすい凍結乾燥フォーマットで多重電気化学 ELISA を実行するための最適化された試薬が含まれています。疑わしい試料を完全自動で測定後、ソフトウェア pBDi Control が自動分析を実行し、生物学的脅威物質に関する検出結果を表示します。

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