ブルカー・オプティクスの乳製品向け製品群は、省スペースでタッチスクリーン操作が可能な専用分析装置から、生乳や各種乳製品など幅広い試料に対応する多チャンネル分析装置、さらにはクローズドループ制御を実現する完全自動化インプロセスシステムまで多岐にわたります。
ブルカーの「MPA III Dairy Analyzer」は、ソフトウェア制御の新たな「LSM II」液体サンプリングモジュールを搭載し、液体および固体試料の日常的な品質管理における新たな基準を確立しました。
LSM II は、ホモジナイザーとペリスタルティックポンプを備えたデュアルモジュール構成を採用しており、自動洗浄サイクルや、容易に状態を確認できる透明なチューブを備えています。このモジュール式コンセプトは、ブルカーのFT-NIR 分光計「MPA III」を基盤としています。
「MOVE-T」は、生乳、液体製品、中間製品、プレミックスなどの液体試料を迅速かつ正確に検査するために設計された、省スペース型の卓上型 FT-NIR 分析装置です。最先端の分光技術とスマートな試料ハンドリング機能を統合し、乳製品および植物性食品の生産現場における品質管理プロセスを効率化します。
デュアルモードの試料ハンドリングシステムにより、MOVE-T は業務効率を向上させ、多様な検査ニーズに柔軟に対応します。そのため、幅広い液体製品において安定した信頼性の高い結果が得られる、コンパクトかつメンテナンスの手間が少ないソリューションを求める集乳所、乳製品工場、加工施設に最適な装置です。
チーズ製造工程の副産物であるホエイ(乳清)の利用は、チーズ生産者に付加価値をもたらします。原料として使用されるホエイタンパク質濃縮物(WPC)の生産能力が大幅に拡大したことに伴い、液状ホエイやホエイタンパク質の分析ニーズも高まっています。製造工程の各段階から採取された試料は、タンパク質や全固形分において幅広い濃度範囲をカバーしていますが、これらを容易に分析することが可能です。
簡便な反射測定により、バターの水分や、多種多様なチーズ(ハードチーズ、スライス用チーズ、クリームチーズ、ソフトチーズ、プロセスチーズなど)の脂肪、タンパク質、全固形分といった重要な品質パラメータを分析できます。シュレッドチーズ(細切りチーズ)などは通常そのまま振り入れますが、柔らかい種類のチーズは使い捨てポリスチレン製シャーレに塗り広げて測定します。
プレーンヨーグルトやデザートから、フルーツやチョコレート風味の製品に至るまで、多種多様な風味や食感を持つ製品が数多くの企業によって製造されています。NIR / 近赤外分光法を用いれば、脂肪分、タンパク質、固形分といった一般的な品質指標を、研究室や製造現場(インライン/アットライン)において極めて迅速に測定することが可能です。どのような風味や原材料が添加されていても、各測定項目につき 1 つの検量線モデルを用意するだけで対応できます。