OPUS/IDENT

OPUS/IDENT is the fast, reliable way to build and deploy identification libraries for raw materials and finished products, verifying identity, separating similar spectra and triggering conformity checks.

Build Libraries.

Safe and Compliant.

OPUSパッケージ

OPUS/IDENT

原料、中間品、完成品の同一性の基準の確立は、数多くの産業において重要なタスクとなっています。品質管理ラボの一般的な1つの機能として、試験を通した規制への適合やコスト削減を理由に、これらの基準が満たされている状態を確保しなければなりません。

実際には、誤ったラベル表示や汚染した原料の混入が、多大なコストの発生につながることがあります。例えば、製品の手直しや廃棄にかかるコスト、製造にかけた無駄な時間が発生してしまいます。OPUS/IDENTは、数多くの多様な材料を含む判別ライブラリを、容易に構築することが可能な強力な解析ツールです。

高度なアルゴリズムと階層分類構造により材料の同一性を確認し、これが統計的な変化の許容範囲内にあるかを確認できるほか、類似した他の材料と区別することもできます。完全なIDENTメソッドは、QC環境において容易に実行できるように単一のメソッド内に組み込まれています。

IDENTの主な特長:

  • 材料が数百点にも及ぶ場合でも簡単にメソッドを作成可能。
  • 階層構造とライブラリ構造による多段階評価。
  • 同じ分析手法で測定されたすべての材料については、1つの共通ライブラリを作成可能。例えば、固体用、液体用のように各々のライブラリを作成。
  • 重複するグループについては、推奨サブライブラリ構造を1クリックで作成。
  • 個々の材料を分離したクロスバリデーションによる内部検証が可能。
  • メソッドのパフォーマンスを実証するために、独立した試料を用いたテストセットバリデーションによる外部検証が可能。
  • スペクトル前処理や因子分析、2Dや3Dのスコアプロットに関するガイダンスなど、豊富なアルゴリズムを用意。
  • 化学的に類似性が高く判別が困難な場合には、サブクラスの構築が可能。
  • 判別結果と適合性試験、または定量解析を組み合わせたマルチ解析。
  • 21CFR11の要求に準拠した専用機器と電子署名に関するメソッドファイルの保護。
 

 

適合性試験

 
OPUS / IDENTパッケージの一部である適合性試験では、許容範囲内であると判断された原料のロット間のスペクトル変動を利用して、各スペクトルデータポイントで合格/不合格の閾値を定義します。 新しい原料のスペクトルが、個々の材料で確立されている閾値内にある場合は合格となります。 閾値に納まらないスペクトルが現れた場合は、疑わしい材料として不合格となります。
 

適合性テストの主な特長:

  • シンプルな設定画面とグラフィックプロットによりメソッドの設定が容易。
  • 外部テスト用スペクトルデータセットを用いて最適化されるメソッドバリデーション。
  • 閾値感度が調整可能な3種類の統計指標。
  • 判別テストや定量解析などとの組み合わせが自由なマルチ解析。