共焦点ラマン顕微鏡

SENTERRA II

SENTERRA II は、クラス最高の分光性能と使いやすさを両立した、共焦点顕微レーザーラマンです。コンパクトなデザインながら、卓越した感度と分解能、さらには最新のイメージング機能まで備え、最先端の分析・研究の現場でその威力を発揮します。

常時校正

最高の精度

シンプルゆえの効率の高さ

顕微 ラマン のパートナー: SENTERRA II

SENTERRA II の紹介 | 製品ビデオ
ブルカーのアプリケーションスタッフが SENTERRA II とその特徴について解説します。
We know our audience

正しいラマン顕微鏡の秘訣

自動化は SENTERRA II の重要な機能です。これにより、ユーザーは本質的なことに集中できます。分析における課題、ラマン測定、そして何よりも重要なのは、その結果です。

SENTERRA II  技術的特長:

  • 完全に自動化されたハードウェア
  • 最大 4 つのレーザーをワンクリックで切り替え
  • SureCal™ 連続自動波数校正機能
  • 高速3Dラマンイメージング
  • 独自のワークフローを自動化
  • 強力な分析および識別ツール
  • フーリエ変換ラマン (FT-Raman) による蛍光抑制
  • FT-IR との組み合わせ

 

SENTERRA II  主な特徴:
  • 画面表示に従うだけの簡単操作
  • リサーチグレードの分光性能
  • 優れた波数精度
  • 自己診断と自動化された OQ / PQ テスト
  • 実質的にメンテナンスフリーの操作
  • GMP、21CFR part 11 完全準拠

SENTERRA IIアプリケーション:

  • 医薬品
  • 材料科学
  • 高分子・プラスチック
  • 環境分析
  • 法医学
3つの主要な設計上の選択

顕微 ラマンにおけるデータの再現性、精度、ユーザーセーフティ

1. SENTERRA II は、自己診断やOQやPQなどの機器テストを含めて完全に自動化されています。マウスをクリックして必要なレーザーを選択するだけで、フィルターやグレーティングの切り替えと調整も自動的に実行されます。

2. SENTERRA II の自動制御機能による利便性を最大限にするために、独自の特許技術による連続波数校正機能  SureCal™を完成させました。この機能はシステムを連続的に再校正し、再現性に優れる波数値を永続的に維持します。

3. 測定に不慣れなオペレータにとって重要な要素のひとつに安全性があります。レーザー製品の安全基準クラス 1 に準拠するハウジングとインターロックを装備する SENTERRA II は、有害なレーザー放射からオペレータを常に保護します。

科学と産業におけるユーザーにとっての利点

SureCal 連続自動ラマン校正

当然のことながら、SENTERRA II は変わることのない高いスペクトルおよびラマンイメージング性能を優れた感度とともに提供します。しかし、この共焦点ラマン顕微鏡の真の実力は、SureCal™テクノロジーにあります。

測定環境の変動、特に温度変化や振動は、顕微ラマンシステムの光学系および機械系に影響を与え、結果としてラマンシフト (波数) の変異を引き起こします。この変動を常に補正して、より正確な波数値が得られるようにすることが、ラマン測定において最も重要な原理的要素のひとつです。

SureCal™機能により、SENTERRA II は波数が常に校正されている唯一のラマン顕微鏡です。煩わしい波数の再校正は装置に任せて、貴重な時間はすべて分析に使いましょう。簡単な材料識別であろうと、PCA などの統計的手法が求められる大量のデータセットの測定であろうと。

ライフサイエンス分野への応用

SENTERRA IIは、機能性を損なうことなく倒立顕微鏡を搭載することも可能です。倒立型ラマン顕微鏡は、オープンアクセスな設計でサンプルリングを行いやすく、特に組織や細胞の特性評価に適しています。さらには、in vitroでの医薬品の検証やin situでのラマン測定など、顕微鏡ステージへのより良いアクセスが必要とされる研究にも、アドバンテージをもたらしてくれます。

Take home message

すべての研究者に

あらゆる種類のアプリケーションに使える強力なラマン顕微鏡プラットフォーム、それが SENTERRA II です。高度に自動化された各種機能、コンパクトなボディ、効率的な操作性など、SENTERRA II は、研究開発のみならず、品質管理用途などのルーチンワークにおいても頼りになるシステムです。

SENTERRA II アプリケーションビデオ

API distribution in a pharmaceutical tablet by Raman microscopy.
LCD failure analysis within the material by confocal µ-Raman.
How Raman microscopy supports battery research and energy storage.
Particle Analysis in pharmaceutical manufacturing and quality control by Raman microscopy.
Multi layer polymer composite testing and layer determination by SENTERRA II.

OPUS 8.7  | SENTERRA II | 2021年Q3リリース情報

新機能:OPUSにPythonスクリプトインターフェイスを実装

OPUS 8.7では、OPUS内の新しいPython環境により、カスタマイズされたデータ処理・解析方法をより簡単に利用できるようになりました。データに対して特別なアルゴリズムを必要とするユーザーに門戸を開くものです。Pythonスクリプトは、ラマン測定直後にOPUSで実行することができます。後処理を本当に自分のものにし、Pythonで日常的な測定にもたらすすべての力を楽しんでください。

新機能:適応的K平均クラスタリング機能による高性能ケミカルイメージング生成法

新しいラマンデータ解析機能:適応的K平均クラスタリングをリリースしました。これは、ビルドインのPython環境を利用して作成されました。この新機能により、特定のラマンピークを選択する必要が全くなく、測定後に直接ケミカルイメージングを生成することができます。スペクトルを自動的にグループ分けし、ラマンイメージを自動的に生成してくれます。既知のサンプルを使用するアプリケーション、例えば複数の主薬を含む医薬品の錠剤などでは、この機能によりユーザーにラマンイメージをすぐに提供でき、時間を大幅に短縮することができます。また、未知試料の実験では、自動ラマンイメージングにより、試料が均質であるか、化学的な構造を持つかどうかを一目で判断することができます。

SENTERRA IIで利用できるその他の新機能

  • 3Dスペクトルデータからクラスを識別する”クラスターID”機能
  • 新たな粒子検出法が追加された「パーティクルファインド(粒子検出)」機能
  • SENTERRA IIのOVPが新しいOVP-Xに対応

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共焦点ラマン顕微鏡とイメージングにおける空間分解能
ラマン顕微鏡 - チュートリアルとステップバイステップのデモンストレーション