バイオ医薬品の高次構造
生理的に適切な緩衝液中で、インタクトなタンパク質および抗体の高次構造(HOS)の評価を行います。NMRは高次構造のわずかな変化を原子レベルの分解能で検出します。
真のHOS
全ての側面（一次、二次、三次、四次元）からHOSを評価します。
原子分解能
HOSのわずかな変化は、1D PROFILE、ECHOS、CCSD、およびPCAを活用して検出することができます。これらの手法はいずれもスペクトルの違いを強調し、タンパク質の各領域に帰属することができます。
生理的条件
近年、NMRスペクトルの測定手法が強化されたことで、生理的に適切な条件で、天然存在比のインタクトなタンパク質（150 kDa）を用いた研究が可能となっています。
最新世代のNMR装置と新たに開発されたNMRスペクトル測定手法を組み合わせることで、緩衝溶液やその他の生理的に適切な条件下で、抗体（150 kDa）を含むインタクトな化合物を、天然存在比で研究することが可能になりました。バイオ医薬品のバッチ間の差異は、バッチのスペクトルを標品と比較することで検出できることから、迅速な合否判定が可能になります。
特長
容易な分析: 最新のNMR装置は、高分解能と高感度を共に実現しています。新たに開発されたNMR測定法と組み合わせることで、緩衝液やその他の生理学的に適切な条件下で、抗体（150 kDa）を含むインタクトな化合物を天然存在比で研究することが可能です。
容易なデータ解析: 操作が容易なNMR解析ソフトウェアによって、NMRの専門家でなくとも扱いやすいソリューションとなっています。
- 類似性の評価: 公開、承認済みの方法が利用可能
o PROFILE 1D
o PCA – 教師なしケモメトリクス
o 多変量統計モデルの構築と距離計算
o ECHOS – スペクトルの違いをシンプルに表示
o CCSD - ピーク位置のシフトを表示 - バッチ比較のためのマトリクス分析
- 統合されたソリューション：データと結果が紐づいているため、観測されたスペクトルの違いの理由を特定可能
Changes in peak positions and amplitudes are related to structural changes. Combined Chemical Shift Deviation (CCSD) tracks individual peak changes, summarizes them into one quality factor, and points to individual differences.
PCA distance calculations can not only be used to quantify class differences, but also distance between a class and a spectrum. The distances can be shown as numbers and in an Influence plot.
For scientists, using fast 1D NMR experiments to evaluate the HOS, 1D PROFILE searches for small differences between spectra. Batch-to-batch comparisons by matrix analysis, comparing all spectra, show similarity statistics, visualized by Box plots. Individual visual comparison of results by offering an overlay of spectra, broadened, and fingerprint spectrum.
PCA analysis: the spectroscopic reason for statistical differences between classes can be displayed together with the spectra.
Principal component analysis (PCA), a multivariate statistics method, highlights variances in the dataset. This unsupervised method enables the comparison of batches using 1D or 2D NMR spectra. The difference between batches can be expressed as a single number. When combined with data on the spectroscopic reason for the difference, this approach enables profound structural insights to be revealed
ECHOS (Easy Comparability of Higher Order Structure) compares the spectra pointwise. A linear regression analysis between two spectra evaluate the similarity. Individual residuals, displayed using a heat color map on top of the spectra, highlight differences between the spectra.
アプリケーション
ソフトウェア
Mnova HOSソフトウェアの特長
- 使いやすいNMR解析ソフトウェアにより、NMRの専門家でなくてもソリューションの活用が可能
- 類似性の評価。公開、承認済みの方法が利用可能
- PROFILE 1D
- PCA – 教師なしケモメトリクス
- 多変量統計モデルの構築と距離計算
- ECHOS – スペクトルの違いをシンプルに表示
- CCSD – ピーク位置のシフトを表示 - バッチ比較のためのマトリクス分析
- 統合されたソリューション: データと結果が紐づいているため、観測されたスペクトルの違いの理由を特定可能
ウェビナー
お客様の声
Dr. Fabio Baroni, Merck KGaA, Rome, Italy
LabScape
磁気共鳴および前臨床イメージング向けのサービスとライフサイクルサポート
ブルカーは、最初のお問い合わせから評価、据え付け、その後装置が寿命を迎えるまでの購入サイクル全体を通して、お客様に比類のないサポートを提供することをお約束します。
LabScapeの保守契約、On-Site、On-DemandおよびEnhance Your Labは、現在の実験室に適した保守とサービスを行うために、新しいアプローチを提供するよう設計されています。
