SamplePro Tube

課題：細長いガラス管内で直接サンプルを移動・混合する場合、NMR分離能への悪影響を避けるため、すべての液体移動（特に内部標準物質や溶媒の添加・混合）を、気泡や泡、濃度勾配を発生させることなく行う必要がある。

SampleProTubeは、代表的なNMR溶媒のそれぞれに対応した、すぐに使える適格なメソッドにより、NMRサンプル前処理における課題に対応します。

分注容量に適した高精度ポンプ（容積変動1％未満）

直径1.7mmから5mmまでの細長いNMRチューブに適した分注針

特許取得のダウンホルダーとセンタリングシステムがニードルガイドとして機能し、ニードルの損傷を避けながら、こぼれを確実に防ぎます。

サンプル冷却モジュール

デックトレイ上の実験器具の自動自己識別により、新しいソース容器の追加、タイプや位置の変更に伴う典型的なシステム管理作業を排除。

システムフードのセンサーをトリガーとした自動在庫セルフチェック

SamplePro LAB2NMR: サンプルを準備し、NMRスペクトロメーターに直接送る、完全に統合されたウォークアウェイシステムです。このシステムには、サンプルを移動するためのグリッパーツールを備えた2つ目のロボットアームがあり、NMRの磁場からサンプル調製プラットフォームを保護するための追加シールドを備えています。

B.I.Methods[BU1]のSample Preparation SOP for 5mm Plasma/Serumに準拠した試料調製には、SamplePro Tubeの検証済みメソッドが利用できます。サンプルプロチューブで調製したサンプルは、B.I.Methods 1.xおよび2.xに従ったNMR測定と、その後のB.I.Quant-PS[BU2]、B.I.LISA[BU3]またはPhenoRisk PACS[BU4]™によるデータ解析の準備が整います。

• 科学者や実験助手が反復作業から解放されます：手作業で7.5時間かかっていたピペッティングが、96NMRサンプルのラックで2.5時間に短縮されます。
• NMRサンプルのターンアラウンドタイムに悪影響を与える気泡、泡、濃度勾配を発生させることなく、内部標準物質や溶媒の添加や混合を行うことができます。
• バイオハザード管理時の安全な取り扱い
• トレーサビリティ管理により、サンプルの取り違えがありません：バーコード指向のソフトウェア制御戦略により、システムは常にワークデッキ上のすべての容器のIDと形状を把握しています。
• 特許取得のニードルダウンホルダーにより、ニードルの損傷や流出を回避
• 新しい実験器具やソース容器をデックトレイに追加する際の使いやすさを最大化 - 実験器具の自動検出により、システム管理に伴うオーバーヘッドを排除