迅速＆自動タイピング

困難なバイオマーカー検出を自動で

独自のMBT HT サブタイピングモジュールを活用して、より詳細な微生物の特性解析が可能です。この革新的なモジュールは、追加の前処理や操作の必要なく、MALDI-TOF 質量分析の優れた識別力を利用し、同定と同時に特定のマーカーピークまたはピークパターンの検出を自動で行います。何千もの微生物種が高速かつ正確に同定されると、当社の強力なソフトウェアがさらなるタイピングと結果報告をシームレスに実行し、微生物に対する理解を深めます。

追加作業なし

信頼性の高い同定結果が得られた後
自動的にタイピングを実行

早期の薬剤耐性マーカー検出

薬剤耐性の可能性に
警鐘を鳴らす

同定精度を向上

近縁種の鑑別による

微生物同定における識別力の向上

ブルカーのMALDI Biotyper^® (MALDIバイオタイパー) が微生物の同定に変革をもたらし、MBT HT サブタイピングモジュールはこの技術をさらに進化させました。当社のMALDI Biotyper^® は多様な種の同定が可能ですが、特定の種の鑑別は容易でない場合があります。MBT HT サブタイピングモジュールは特定のマーカーピークの検出を自動化し、微生物の同定にさらに高い信頼性を提供します。

当社のチームは、これらの課題を克服するためにMBT HT サブタイピングモジュールを開発し、Mycobacterium chimaeraとM. intracellulareのような複雑なケースの鑑別や、Streptococcus pneumoniae、S. mitis/oralis、S. pseudopneumoniaeの種の確認を自動化しました。

耐性マーカーの検出を強化

菌薬耐性に立ち向かい、感染症のアウトブレイクを追跡する中で、正確な微生物識別に対するニーズは、医療から食品製造まであらゆる業界に及んでいます。MBT HT サブタイピングモジュールは、このような重要な用途に合わせて耐性マーカーを迅速に特定できるように設計されています。

抗菌薬耐性菌が急増する中、効果的な予防と制御が最も重要です。MBT HT サブタイピングモジュールは、MALDI-TOF 質量分析の能力を最大限に利用して特定の耐性マーカーを検出し、潜在的な耐性について警鐘を鳴らします。同定と同時に病原因子や耐性マーカーをシームレスに自動検出し、bla_KPCを産出するKlebsiella pneumoniaeやEscherichia coli、Bacteroides fragilis cfiA陽性株に対する早期警告を提供します。

Klebsiella pneumoniaeのスペクトル

さらなる効率化: 追加の試料調製は不要

微生物に関する理解を簡単に深めることができます。MBT HT サブタイピングモジュールでは、試料を MALDI ターゲットプレートに置いたあとは、追加の試料調製は必要ありません。微生物が同定されると、当社のソフトウェアが作動し、より詳細なタイピングと結果報告を自動的に行います。この一連のプロセスをもって、検査室の効率の最適化、迅速な結果取得、そして研究のさらなる前進をサポートします。