EPRでの重合や劣化のモニタリング

光による劣化は、ポリマーの退色や機械特性(弾性、強靭性等)の減退につながります。この劣化を避けるため、ポリマーには光安定剤を添加します。このような光安定剤のEPR信号にEMXnanoを使ってモニターすることによって、その有効性を評価することができます。

ポリマーとEPR

ポリマーには、重合や架橋結合、分解等、ラジカルの反応にさまざまなプロセスが関係します。EPR分光法を使ってこれらの現象を調査することができます。学術界・産業界ともに研究や品質管理のためにこの手法を利用しています。

課題

熱や光で活性化される機序によって、ポリマーに広範な反応が生じます。このような反応の主役はフリーラジカルであり、ポリマーの生成と分解の双方に影響します。

Polymers 1

解決法

ポリマー中のフリーラジカルを熱処理や光処理によって直接検出すれば、ポリマーの製造や劣化の効果的な管理に関する見識が得られます。

装置

EMXnano UV照射システムやさまざまな温度制御システムを用いて、マイクロ波空洞共振器内で、試験管中の対象サンプルを照射や加熱しながらフリーラジカルをモニターできます。UVシステムにはUV光をサンプルのある空洞共振器とのインターフェースに導く光ガイドがあるため、高い光透過率が確保されて、国際的な安全基準との適合が保証されます。様々な温度システムで、サンプルを最大500Kの温度まで加熱するために不活性ガスを用います。