NMR装置

DNP-NMR

固体NMRの感度を向上させることができる、世界初の市販の動的核分極(DNP-NMR)システムです。いずれの DNP-NMR 分光計も、生体分子研究や材料科学、医薬品分野などで、これまでにないほどの高感度な固体 NMR 実験が可能です。

見えないものを

見えるように

ハイライト

400
マイクロ波を照射して不対電子スピンから核スピンに分極を移すことで、20倍から400倍に信号を増大することができます。
263
GHz
263GHzのクライストロンは、400MHzでのDNP実験にも利用可能で、低コスト、設置環境要件を低減しながら最高の信号増大を実現します。
200
分極移動によるシグナル強度の増大により、固体NMRの感度が最大200倍に向上します。
Solid-State DNP at 263-593 GHz
ダウンロード
1H NMR 周波数 WB NMR磁石 ジャイロトロン周波数 ジャイロトロン磁石
400 MHz 400/89 Ascend DNP 263 GHz 4.8 T 冷媒不要
600 MHz 600/89 Ascend DNP 395 GHz 7.2 T 冷媒不要
800 MHz 800/89 USP RS 527 GHz 9.7 T 冷媒不要

1.3 mmおよび1.9 mmのDNP MASプローブ

DNP実験は、電子スピンから核スピンへの分極の移動を効率よく行うために、低温(100 K)で行われます。最近まで、100 KでのMASスピン周波数は3.2 mmローターで15 kHzに制限されていました。ブルカーの1.3 mmおよび1.9 mmの低温MAS(LTMAS)プローブの発売により、DNP実験は、スペクトル分解能向上のために最大40 kHz(1.3 mm)と24 kHz(1.9 mm)のMAS周波数で行うことができるようになりました。高速MASプローブは、室温および低温での空気圧制御のサンプル挿入/取り出し機能を備えています。プローブが冷却された状態でサンプルを交換できることは、有効に実験時間を活用するために重要です。このプローブは、HCN、HXY、またはHX NMR回路で使用できます。

LT MAS プローブ

  • 低いサンプル温度 (~ 100 K)
  • サンプル冷却コイルとRF回路
  • 3.2 mm MASローター(100 Kで最大15 kHz)
  • WB三重共鳴または二重共鳴用のプローブ(HCN、HXY、またはHX NMR回路)
  • サンプルを冷却したまま挿入/取り出し可能
  • 乾燥低温窒素ガス供給
  • 3本の冷却ガスライン:ベアリング、ドライブ、VT
  • 液体窒素供給の自動供給機能
  • マイクロ波照射用導波管
  • 長期運転対応(日、週の単位)

制御システム

  • ユーザー インターフェイス
  • 安定作動と制御
  • 温度、電圧、水冷、ジャイロトロン磁石

 

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