多機能トライボロジー評価機(摩擦摩耗試験機)

UMT TriboLab

コンパクト・多機能・高性能を兼ね備えたトライボロジー評価のための1台

UMT TriboLab (UMTトライボラボ)

1993年に設立したCETR社により開発された摩擦摩耗試験機はマーケットリーダーとしてトライボロジーの分野で世界を牽引してきました。そして2011年にBrukerグループの一員となり、現モデルのUMT TriboLabが登場しました。長年培われてきた技術と経験を集約したUMT TriboLabは、従来の汎用性を受け継ぐとともに、信頼性の高いデータを提供致します。Brukerのトライボメーターは、これまでに世界累計販売台数が1千台以上を数え、自動車、石油産業から、ロボット産業、医療機器まで非常に幅広い分野で使用されています。現在も尚、様々なニーズに応じたトライボロジー評価を可能にする技術革新を続けています。

優れた
モジュール構成
モジュール交換型を採用し、あらゆる速度とトルクに対応。ほぼすべてのトライボロジー試験を可能にしました。
広範囲
幅広い機能
幅広い環境下で、幅広い試験に対応します。
操作性
他に見ない使い易さ
複雑なスクリプト言語や規則を学習する必要がなくなります。
機能

様々な試験ニーズに対応するモジュールドライブ

ツールレスクランプを使用したドライブの迅速な切り替えにより、ユーザーは簡単にドライブを位置決めし、数秒で所定の位置にロックすることができます。標準的なドライブにはケーブル接続が不要で、取り付けリング上のブラインドメイトコネクタがファン、センサ、その他の電子機器を自動的に接続します。各ハードウェア・コンポーネントには、Tribo IDチップが含まれています。ソフトウェアは、システムを照会し、チップを解釈し、オペレータが入力したコマンドなしで構成を「理解」します。

高負荷、高性能センサー

ゴールドシリーズリニアフォースセンサー。

UMT TriboLabは、ブルカー特許技術の2軸センサーにより、荷重・摩擦力をリアルタイムに検出します。ノイズレベルがセンサーの荷重範囲の0.02 %と非常に小さいことにより、高分解能な測定を可能にします。荷重レンジに応じて適切なフリクションロードセンサーを選択することで、1 mN~2,000 Nの試験荷重を実現します。

包括的なテストとレポート作成が容易

TriboIDチップとの通信を通じて、装置構成を自動認識し、アクティブな機能のみを表示するようにメニューを最適化します。TriboScriptでは、同様の試験ツールで一般的に必要とされる面倒なスクリプト作成にかわってシンプルなアイコンベースのユーザーインターフェースを採用しています。アイコンをワークスペースにドラッグ&ドロップするだけで操作できます。複数のアイコンをまとめ終えれば、完全な試験スクリプトが完成します。適合するアイコンしか連結できないようになっているため、実質、致命的なエラーが生じる可能性はありません。また、システムは必要に応じてスピードや力などの変数の入力を促します。TriboScript には、ASTM、DIN、JIS など、最も頻繁に使用される標準の多くがあらかじめロードされています。最後に、テスト後の分析とレポート作成のために、検討したいデータチャンネルを選択するだけで、ソフトウェアが同期して結果を表示し、テスト中に何が起こったかを完全に理解することができます。

 

レシピエディタウィンドウを表示するTriboScriptユーザーインターフェイス。

特殊なパフォーマンスを実現する業界特有のソリューション

ブルカーは、TriboLabプラットフォームの多様性とモジュール化されたアーキテクチャを利用して、特定のアプリケーションや業界向けのターンキーキットを開発しました。カスタム化されたハードウェアコンポーネントに加えて、これらのモジュールは業界をリードするメーカーと共同で開発されたソフトウェアを搭載しており、ターゲットとする規格に対応しています。ブレーキ材料のスクリーニング、クラッチ摩擦材のスクリーニング、HFRR試験、3点曲げ試験、熱間硬さ試験など、ブルカーの業界に特化したソリューションを提供します。

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