SENTERRA II head

共焦点ラマン顕微鏡

共焦点とは?

光学顕微鏡法において、共焦点とは、ビーム路程内において照射された試料スポットとピンホール口径の両方が同じ焦点を共有していることをいいます。実際的に言えば、試料全体ではなく、ある小さい一部のみがポイント形状の光源からの照射を受けた状態です。そして、ピンホールは焦点が合っていない光を遮断して、コントラストと被写界深度を高めます。

 

共焦点ラマン顕微鏡とは?

この原理をラマン顕微鏡に応用することで、x軸とy軸(側方)、およびz軸(奥行)に沿って空間分解能を高めることができ、その一方で深さ方向分析も可能にします。しかし、ラマン顕微鏡の場合、共焦点の設計が異なる場合があります。

Traditional confocal light microscope
Pseudoconfocal hyprid

真の共焦点設計

真の共焦点ラマン顕微鏡の最大のメリットは、空間分解能とスペクトル分解能の管理を独立して行えることです。これは、スペクトルメータの入射スリットの前にピンホール口径を配置することで行えます。可変ピンホール口径で、共焦点の程度を制御します。その一方で、入射スリットがスペクトロメータのスペクトル分解能を管理します。この設計の不都合な点として、口径を理想的な配置にして最適な性能を維持することが難しいという点を挙げることができます。

 

疑似共焦点設計

簡素化された構成では、空間分解能をある1つの方向の入射スリット、ならびに直交方向のCCD検出器の空間分解能の組み合わせによって制御することができます。分光器の限界は、空間分解能の点で不十分な性能につながります。しかし、疑似共焦点セットアップで光学部品の数を減らせば全体のスループットが飛躍的に向上します。

 

ハイブリッド共焦点設計(FlexFocus)

高いスループットも真の共焦点設計も明らかなメリットをもたらしますので、ラマン顕微鏡に、共焦点口径と分光器エントランスとして作用する一連のピンホールとスリットを含むハイブリッド口径アレイを備えることができます。このハイブリッド設計は2つの設計が持つメリットを兼ね備え、真の共焦点または高いスループットのセットアップにオンデマンドでアクセスすることができます。

Spectra50slit