顕微鏡搭載型ナノインデンター

ハイジトロンTS 75 TriboScope

ブルカーのAFMでナノ力学特性の定量評価が可能に

ハイジトロン TS 75 TriboScope

ブルカーのHysitron TriboScope(ハイジトロントライボスコープ)は、ブルカーのAFMに取り付け可能なナノインデンテーションシステムです。ブルカーのAFM(Dimension Icon、Dimension Edge、MultiMode 8)と組み合わせて使用することで、ナノ力学特性評価の可能性が大きく広がります。TriboScopeはあらかじめ形状の校正を行ったダイヤモンド圧子を使用して測定するため、定量的で再現性の良いナノ力学特性評価が可能です。そのため、AFMでのカンチレバーを用いたナノ力学特性評価において、度々生じていた結果のバラツキ、解析の複雑さなどの問題を解決する有効な手法となります。

定量的
リジッドプローブ特性
カンチレバーベースのナノインデンテーション試験技術によって本質的に引き起こされる不確実性と複雑さを取り除く。
独自
容量性トランスデューサ技術
ナノインデントプロセスを優れた制御で提供し、業界をリードする力および変位ノイズフロアを提供します。
直感 的
機械インタフェース
ブルカーの寸法アイコン、ディメンションエッジ、マルチモード8システムなど、一般的な市販のAPMとの統合を合理化します。

AFMでのナノ力学特性評価に比べ、優位な点

ほとんどのAFMではナノ力学特性評価にカンチレバーを使用していますが、カンチレバーの曲げ、ねじれ剛性から負荷応力を算出する必要があり、結果のバラツキ、解析の複雑さなどに課題があります。トライボスコープでは、あらかじめ校正したダイヤモンドプローブを用い、試験中に荷重・変位のフィードバックコントロールを行うシステムを採用することで、定量性、再現性に優れたナノ力学特性評価を実施できます。

ブルカー独自の静電容量型トランスデューサーを採用

TriboScope(トライボスコープ)では、静電容量型トランスデューサーを採用しています。このトランスデューサーは、測定時に必要とする電流量が少なくすむため、ナノスケールでの測定時に重要となるドリフトの影響を極限まで低減し、安定的な測定を実現します。

荷重、変位のフィードバックコントロール

荷重・変位のクローズド・ループ・コントロール、78kHzのフィードバックレートにより、測定中に試料に生じたナノスケールの破壊、すべりなどの現象を的確に捉えます。設定した試験条件通りにナノ力学試験を実施し、データ取得することが可能です。

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