顕微 FT-IR

LUMOS II

LUMOS IIは、故障解析、材料研究、粒子分析に優れたスタンドアロン型の顕微FT-IRです。コンパクトで高精度、FPA技術による超高速ケミカルイメージングを特徴としています。

卓越した赤外分光性能

鮮明な視野、超高速イメージング

優れた操作性、生産性、正確性

強力な顕微 FT-IR とイメージング FT-IR

LUMOS II のご紹介|製品プレゼンテーション
LUMOS II プロダクトマネージャーが LUMOS II とその機能を紹介します。
ブルカーからのメッセージ

赤外顕微鏡のあるべき姿

操作性に優れるより広い試料スペース、さらに高速化されたケミカルイメージング、ATR・透過・反射すべてのモードにおいて卓越した分光性能。これが真の顕微 FT-IR と呼ばれるものです。

特長

LUMOS II 仕様的特長:

  • TE-MCT 検出器 標準搭載
  • プラグ&プレイ:液体窒素不要、乾燥パージ不要
  • イメージング用 FPA 検出器(オプション)
  • PermaSure+ 独自のキャリブレーション技術
  • 完全自動化されたハードウェア
  • 高さ40mmまでの試料に対応
  • レーザーをはじめとする長寿命部品
  • 高耐湿設計 ZnSe 光学系
  • オールインワン、省スペース設計
  • 低消費電力
 

LUMOS II 技術的特長:

  • ソフトウェアガイド測定による使いやすさ
  • 高品位のスペクトルおよびビジュアルデータ
  • 液体窒素を使用せずに高い分光感度を実現
  • サブマイクロメートルの解像度有する観察像
  • 超高速 FPA イメージング性能
  • ATR/透過/反射、全モード対応 FPA イメージング
  • アクセスが容易な試料ステージ
  • cGMP および 21CFR part11 準拠
  • 自動化されたOQ/PQ および薬局方テスト
  • 機能拡張に対応
 

アプリケーション:

  • 故障分析
  • 粒子・表面分析
  • 工業・製造業
  • 法科学
  • 生命科学
  • ポリマーおよびプラスチック
  • 環境科学
  • 医薬 品
LUMOS IIとは

どこでも・誰でも顕微 FT-IR

分析スキルレベルに関係なく、高度な技術をすべてのユーザーが利用できる時代が来ていると私たちは考えています。FT-IRイメージングと顕微 FT-IR の利点は、使いにくい装置という理由で制限することができないほど、あまりにも多すぎるからです。

LUMOS II は開発の当初から、FT-IRイメージングをより速く、より簡単に、より正確に、より信頼性の高いものにし、さらには分析そのものを楽しめることを目的としていました。もちろん、そのためには、新しい技術を取り入れ、実績のある技術を改良する必要がありました。

そうした観点から、特にソフトウェアやユーザーインターフェースは、ユーザーに合わせて調整しました。 初心者は時間をかけずとも完璧な結果を得ることができ、同時に、上級者による装置の完全な制御を可能にする柔軟性も維持しています。

卓越した性能をもつ顕微 ATR 機能

優れた FT-IR マイクロスコープ

良い結果は良い装置から - これに尽きます

透過法、反射法、減衰全反射法(ATR)のいずれであっても、LUMOS II は常に正しい選択です。しかし、その最大の強みは、FPA 技術によって強化された顕微 ATR です。これにより、LUMOS II は故障解析や製品開発のための万能ツールとなりました。

結論から言えば、LUMO II の ATR の能力は他の追随を許しません。信頼性の低い手動の顕微 ATR で妥協せずに、最高のものを手に入れましょう。LUMOS II を手に入れてください。

自動格納式 ATR プリズムは、高精度の圧電モータによって制御され、カセグレン式対物鏡に組み込まれています。これにより、試料の鮮明な観察像を維持しつつ、測定対象エリアを確実に捉えることが可能となっています。

信頼と実績の技術

説得力のあるイノベーション

あらゆるニーズに応える耐久性とパワー

最高の技術をお客様に伝えること、私たちにとっては当然のことです。もちろんこれは LUMOS II にも当てはまります。

RockSolidTM 干渉計は恒久的な高い性能を保証し、最新の制御系は機械的精度と消費エネルギーの低減を保証します。一方、ソフトウェアは装置の有効性を監視し、常に正しい機能を保証します。

LUMOS II アプリケーション動画
 

プリント基板の故障解析
顕微ATR 法によるコーティング欠陥の分析
食品包装フィルムの接着層の分析
繊維や布の品質管理
注射剤に含まれる有害な微粒子の検出
捕集した粒子の発生源調査
多層フィルムの ATR ラインマッピング測定
DLC 層の膜厚計測
微小試料の定量分析
地質学および関連科学における応用
FPA イメージングによる金属表面の防錆コーティングの分析
マクロ ATR デバイスを用いた多層フィルムのイメージング測定
ダイヤモンドの品質評価
化粧品に含まれるマイクロプラスチック粒子の解析
可視イメージとIRデータの適合性

OPUS 8.8  | LUMOS II | 2023年Q3リリース情報

新機能:3D FocusFusionは、無限の "シャープネス "を持つ視覚イメージの作成を可能にしました。

この新機能は、表面に凹凸がある試料について、ピンシャープな視覚イメージを作成します。 顕微鏡画像における"シャープネス"は関心領域の選択に役立ちます。これにより、LUMOS IIの被写界深度に制限がある試料でも、シャープな視覚イメージを生成することが可能になります。

3D FocusFusionによって作成された高度に構造化された表面のイメージ。


新機能:FPAイメージングが円形の測定領域に追従できるようになりました。

測定グリッドを円形に配置することで、FPA イメージングで粒子フィルター全体を効率的に測定できるようになりました。マイクロプラスチック分析で使用されるフィルターについて、円形の関心領域のみを測定することで、測定時間を大幅に削減することができます。

粒子分析用酸化アルミニウムフィルター上の円形測定領域

OPUS 8.7  | HYPERION II | 2021年Q3リリース情報

新機能:適応的K平均クラスタリング機能による高性能ケミカルイメージング生成法

この新しい機能は、当社の定評あるクラスター分析機能の論理的な次の開発ステップです。適応的K平均クラスタリング機能は、新しいアルゴリズムに基づいており、イメージングまたはマッピングデータ内のスペクトル分散を監視なしで自律的に決定できます。

  • このアルゴリズムでは、試料に含まれる化学物質を自ら予測することができるため、ピーク強度を用いて量的に解析したり、時間をかけて検索する必要がなくなります。
  • 本機能は、あらゆる種類のケミカルイメージングに適用でき、未知試料の分散状態や、大きなデータセット内に隠れている微小構造の分析などにおいても有効です。
  • 分析と解析を可能な限り簡単にし、貴重な時間を節約することができます。

新機能:3Dスペクトルデータからクラスを識別する”クラスターID”機能

新規クラスターID機能により、OPUSの標準機能(スペクトル検索、クイックコンペア、判別テスト)を使用して、イメージングおよびマッピングデータ内のクラスターを識別することができます。

  • 粒子、ラミネート層、医薬品錠剤の成分など、不均一な材料について各成分が自動的に分類され、化学的同一性を簡単に決定することができます。
  • 分析されたすべての構造物の量、サイズはもちろん、同一性に関する信頼性の高い包括的な統計レポートが提供され、粒子および技術的な清浄度分析を新しい自律レベルに導きます。

機能アップデート:「パーティクルファインド(粒子検出)」機能に新たな粒子検出法が追加

実績のある「パーティクルファインド」機能が、可視画像だけではなくケミカルイメージにも適用できるようになりました。 これにより、LUMOS IIを用いて測定し作成されたケミカルイメージデータについても粒子の検出を行うことができます。

  • コントラストの低い構造物や、オフホワイト色のフィルターメンブレン上にある透明な粒子やファイバーの認識は難しい場合がありますが、本機能を用いてケミカルイメージに対してパーティクルファインド機能を実行することにより、イメージングまたはマッピングデータにおける粒子の量とサイズを決定することができます。
  • LUMOS IIとパーティクルファインド機能を併用すると、視覚的にも赤外的にも細部を見逃すことはありません。
新機能「適応的K平均クラスタリング機能」を用いて、自律的に作成されたケミカルイメージ。
酸化アルミニウムフィルター上で自動認識された粒子。 粒子は、新機能「クラスターID」を用いてサイズと同一性によって即座に分類されます。

資料ダウンロード

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