LUMOS II

顕微FTIR LUMOS II

ブルカーは分析により有益な結果が得られることを第一に考えています。その努力の結果として、顕微赤外分光分析とイメージングに対する最良のソリューション、LUMOS II を完成させました。

LUMOS II の特長:

  • FPA技術による卓越したイメージング性能
  • 高品位なスペクトルおよびイメージデータ
  • 最新のキャリブレーション技術、PermaSure+搭載
  • イメージングモードによる超高速データ取得:広域を短時間でカバー
  • 広い観察視野とサブミクロンオーダーの視覚解像度
  • 透過、反射、ATR、すべての測定モードに対応するFTIRイメージング
  • 電子冷却式 MCT 検出器を標準装備:液体窒素なしでも高感度測定を実現!
  • 初心者から上級者まで、分析スキルのレベルに関係なくどなたでも使えるガイド機能付きソフトウェア
  • 作業性を高める長作動距離対物鏡と大きなサンプリングスペース:最大40 mmの分厚い試料も測定可能
  • すべてのコンポーネントを電動化、ソフトウェアにより制御
  • cGMP/GLP、USP、ChP、JP、Ph.Eur.、FDA 21CFR part 11など、各種医薬品関連規制に準拠
  • OQ、PQ、薬局方テストを完全自動化
  • 使用用途に合わせてシステムアップグレード可能
LUMOS II alone

誰もがどこでも使える顕微FTIR

スキルのレベルに関係なくすべてのユーザーが高度な技術を使いこなすべき時代に入っている今、イメージングを含め、顕微FTIRが化学分析の世界にもたらす様々なメリットをハードウェアやソフトウェアの使い難さによって制限してはならないと、ブルカーは考えます。

これを真のイメージングと呼びます。その理由は?

それは LUMOS II が FTIR イメージングをこれまで以上に迅速・快適・正確にし、信頼性を高めたためです。分析することが楽しくさえ感じるでしょう。

これらを実現するために、LUMOS II と、そのソフトウェアやユーザーインターフェースを具体的なニーズに合わせて調整しています。初心者であってもすぐに確実な結果を手にすることができ、熟練者は制約を受けることなくすべての機能にアクセスすることが可能です。

より良いツールが、より良い結果をもたらす

言うまでもなく、LUMOS II は透過および反射測定において卓越した結果をもたらします。しかし中でも特筆すべきは、全反射吸収法(ATR)による測定です。

LUMOS II の ATR が持つ機能と性能は、他に類を見ません。信頼性の低い手動式の ATR アクセサリで我慢せず、最高のツールを手にしていただきたいと思います。それが LUMOS II です。

 

 

LUMOS II Crystal

自動格納式 ATR プリズムは、高精度の圧電式モータによって制御されるもので、カセグレン式対物鏡に組み込まれています。これにより、試料の鮮明な観察像を維持しつつ、測定対象エリアを確実に捉えることが可能となっています。.

FTIR測定を効率的に

  • 電子冷却式 MCT 検出器を標準装備
  • 液化窒素不要
  • 乾燥空気や窒素によるパージは不要
  • 低消費電力設計
  • 高湿度に対する耐性(ZnSe 光学系)
  • 長寿命を誇る各種コンポーネント(レーザーなど)
  • コンパクト・省スペース設計

FTIR顕微ATR

高精度な顕微鏡

  • 圧力センサー内蔵の電動式ATRプリズム
  • ATRイメージング対応
  • 透過、反射、ATR、測定モードを瞬時に切り替え
  • 自動測定を可能にする高精度試料ステージ

優れた ATR - その理由

LUMOS II は、すべての測定モードで得られる最高水準の分光性能と、簡単・快適な操作性を、コンパクトなボディに凝縮させた顕微 FTIRです。透過、反射、ATR のいずれにおいても、LUMOS II はお客様のご期待に常に応えます。

しかし、とくにその強みが発揮されるのが、顕微ATR測定です。

顕微 FTIR を用いた分析において汎用的に使われている ATR 法ですが、その能力は FPA との組み合わせによる 顕微 ATR イメージング法によってさらに高められます。これにより、LUMOS II は故障解析や製品開発の分野で幅広く活用することが可能です。

とくに粒子分析において LUMOS II は、包括的な分析を可能にする、可視化機能やスペクトル処理機能等、数多くのソフトウェアツールを用意しています。

LUMOS II ATR ATR

顕微 ATR 法の利点

それぞれの技術には長所と短所がありますが、とくに顕微 FTIR による分析では、透過法と反射法はその適用性において類似した限界に直面することがあります。

一方、ATR 法は試料に対する前処理なしで、ほぼすべての形状の試料において高品質な FTIR データを提供します。さらに、空間分解能に関しても高い優位性をもたらします。

ATR プリズムは固浸レンズとして作用するため、とくにゲルマニウムプリズムを用いた場合は、透過法および反射法と比較して 4 倍高い空間分解能が得られます。これにより、数マイクロメートルレベルの微小試料も比較的容易に分析することが可能となっています。

LUMOS II The advantages of ATR in microscopy middle

透過法では、試料に入射した赤外光が透過できるよう、試料を十分に薄くする必要があります。その場合は、ミクロトーム等を用いて試料の薄片を調製しますが、これには時間と手間がかかり、さらには熟練した技術を必要とする場合がほとんどです。

透過法では、試料に入射した赤外光が透過できるよう、試料を十分に薄くする必要があります。その場合は、ミクロトーム等を用いて試料の薄片を調製しますが、これには時間と手間がかかり、さらには熟練した技術を必要とする場合がほとんどです。

また分析対象物が繊維や微小粒子の場合、試料調整用に赤外光を透過する光学窓材とコンプレッションセルが必要になります。

反射法の場合は、試料に照射された赤外光が散乱せずに反射できるよう試料表面が平滑(鏡面)である、もしくは試料を金やアルミニウム等の反射板の上に置く必要があります。後者の場合は透過法と同様、十分な量の赤外光が試料を通過できるよう、試料が薄くなければなりません。さらに、反射スペクトルの解析においては、評価のために特別なデータ処理が必要となることがしばしばあります。

この例では、堆積物の中に埋もれたマイクロプラスチック繊維をそのまま分析しています。測定に際して、試料の前処理は行わず、また特別なサンプリングツールも必要ありませんでした。

LUMOS II Endurance and power for applications top

さまざまな用途で発揮される優れた耐久性と能力

最高の技術をお客様にお届けすることは、ブルカーにとって当然のことです。もちろんこれは LUMOS II にも当てはまります。

RockSolidTM干渉計は恒久的な性能を約束します。また最新の電子機器が高度な機械的精度と低エネルギー消費を保証します。一方、ソフトウェアは装置の稼働状態と有効性を監視し、常に適正な機能性を維持します。

できることがたくさんあります。実現させてください。

FTIR イメージングの用途は非常に幅広く多岐にわたります。 上記の例は、顕微ATR法の有用性を示していますが、製品開発や故障解析はもちろん、古代壁画に使われた塗料成分の特定などにも応用され、LUMOS II はそれらすべてを正確かつ効率的に実行します。

顕微赤外分光法の応用

高分子

赤外分光法は、高分子科学の分野において最も重要な分析手法のひとつです。顕微赤外分光法が、幅広く、そして最も深く利用されているのがこの分野です。異物の混入や成分の不均質性など、製品の欠陥を引き起こす原因の究明において非常に有用であり、また複合材料や多層構造物・ラミネート・各種コーティング等の詳細な分析においても重要な役割を担っています。

Polymers small

医薬品

LUMOS II は、cGMP、GLP、21CFR Part 11 など、すべての医薬品関連規制に完全に準拠しています。適格性テストの自動ルーチン(OQ/PQ)を利用することで、錠剤・顆粒・粉末剤等の実際の試料の分析に集中できるようになります。異物分析における汚染源の特定や、錠剤中の原薬や賦形剤の分散状態の解析など、様々な医薬品分析の効率化が可能です。

Pharmaceuticals small

電子機器・材料

電子機器の製造には、様々な種類の有機・無機材料が使用されています。FTIR 分光法は、多くの試料について重要な化学情報を与える普遍的な分析手法です。このため、異物測定をはじめとする不良解析はもちろん、各種材料の品質管理等にも広く使われています。

Electronics small

表面分析

製品の用途や目的に応じて、それぞれの材料の表面にはコーティングや改質が加えられます。高分子材料による有機被膜やDLC(ダイヤモンドライクカーボン)などの無機被膜はその代表と言えます。FTIRイメージングを含め顕微赤外分光法は、被膜の均質性の確認、あるいは不規則性等のトラブルの分析において理想的なツールと言えます。

Surface small

生命科学

顕微赤外分光法による分析は、生物学に関する重要な洞察を提供します。特定の疾患パターンや機能不全組織、さらには新しい疾患関連バイオマーカーの発見を可能にします。LUMOS II の高速イメージング機能と広い観察視野が、長時間になりがちな生体組織の分析を簡単にします。

Life Science

自動車

自動車産業では、顕微 FTIR を使用して、塗料・コーティング・タイヤ・インテリア材・エンジン部品・各種電子機器等あらゆる種類のコンポーネントを検査しています。最大の利点は、欠陥を迅速に定性し、その原因を特定できることです。

Automotive small

粒子分析

製品に混入する異物や海洋汚染の原因となるマイクロプラスチックなど、粒子に関する化学分析は非常に重要です。それら粒子を自動的に認識して測定するソフトウェア機能を備える LUMOS II は、粒子解析に役立つ信頼のパートナーです。

Particle small

法科学

法科学においても、極僅かな痕跡が極めて高い重要性をもつケースがあります。顕微赤外分光法は、微小・微量物質に関する調査において最適な分析手法のひとつです。これにより、繊維・薬物・塗料・被膜等・分析において複雑になる不明点の真相に迫ることが可能です。

Forensics small

環境科学

化学物質や粒子による汚染は、私達の生態系に多大な影響をもたらします。顕微 FTIR やイメージング FTIR は、土壌、水、大気の汚染状況の評価に利用することも可能です。堆積物や地質サンプル等の複雑な試料を直接分析したり、あるいはフィルター等で採取した残留物の定性に有効です。

Environmental small